更年期症候群とは
個人差はありますが50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経の時期をはさんだ前後5年間(一般的に45〜55歳頃)を『更年期』といいます。年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少することでホルモンのバランスが崩れ、心身にさまざまな不調があらわれることがあります。
更年期症候群(更年期障害)とは、45~55歳の女性にみられるホルモンバランスの崩れにより様々な不調が現れる症候群です。個人差が大きく、症状も様々です。以下の症状を認めることが多いです。
症状
1.顔がほてる
2.汗をかきやすい
3.腰や手足が冷えやすい
4.息切れ、動悸がする
5.寝つきが悪い、または眠りが浅い
6.怒りやすく、すぐイライラする
7.くよくよしたり、憂うつになることがある
8.頭痛、めまい、吐き気がよくある
9.疲れやすい
10. 肩こり、腰痛、手足の痛みがある
など様々な症状を認めます。
治療
治療法としては下記などがございます。
〇ホルモン補充療法 → 当院では行っておりません。婦人科を受診してください。
〇漢方 → 当帰芍薬散、加味逍遙散、柴胡加竜骨牡蛎湯 など処方しております。
〇プラセンタ治療 → 下記参照
プラセンタ注射
当院では、更年期症候群の患者様にプラセンタ(メルスモン®)の皮下注射の治療を行っております。以下全てに当てはまる人は、保険適用で治療を行うことができます。
➢45歳~55歳
➢更年期症候群の症状を一定以上みられる方(略更年期指数が51点以上の方)
➢週に1回以上通院できる方。
➢年に2回、血液検査を行います。(+3000円程度)
➢毎月10日までにSMIの入力。こちらのグーグルフォームでお願いします。
保険診療で治療中の方は、毎月略更年期指数の回答が必要です。
こちらのグーグルフォームから、お答え下さい。
費用
3割負担の方で、初診5,000円程度(血液検査代を含む)、2回目以降550円程度となります。
上記に当てはまらない方、美容目的の方のプラセンタ治療は自費診療となります。
プラセンタの注意点
プラセンタはヒト胎盤由来の原材料とした医薬品です。ウイルスや変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等の伝播のリスクを完全には否定できないことから、メルスモン及びラエンネックを使用した方は、献血ができなくなります。
製造工程では厳重な対策がされているため、メルスモンは1956年、ラエンネックは1974年に承認された医薬品ですが、発売以来、本剤による感染症の発生報告はありません。
初回投与時に同意書へのサインをお願いしております。
診療時間

土曜日・日曜日・祝日は休診日です。
手術は事前の受診及び予約が必要です。
